租界時代の欧風建築が夜はライトアップ。上海の歴史を感じるには外灘

 1842年アヘン戦争を終結させるため清とイギリスとの間で結ばれた南京条約によって、上海港などの開港とともに外国の租界地とされたエリアが外灘(The Band)と呼ばれる地域。
租界地とはイギリスなど外国が借りた治外法権地で、上海の旧市街の北に位置しています。はじめは英国租界でしたがのちに米国との共同租界となった。黄浦江(こうほこう)沿いに面して建ち並ぶ重厚な建築物は、1910年代よりネオ・バロック様式やアール・デコ様式など和洋折衷のデザインが特徴的である。そして中国人民共和国建国後に、上海市政府が接収し、行政機関を中心に利用し現在でも市政府の機関や金融機関などが利用している。そんな建築群が夜はライトアップされ上海観光の目玉とされ美しい夜景を見るために人々が集まってくる。また外灘地域も再開発が進み、古い建物などを残しながら、お洒落なカフェレストランやブランドショップなど多くのお店が生まれ、外国人観光客が増え、かつての租界を彷彿とさせる光景も見られるようになってきた。また対岸の浦東エリアには上海タワー(高さ632m)や上海環球金融中心(高さ462m)高層ビル群が立ち並び、近未来的な雰囲気と歴史ある建物群に囲まれ近代市民文化を肌で感じることができる。

上海市黄浦区
アクセス:地下鉄2、10号線「南京东路」

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